「結婚したら、お金はどうなるんだろう?」
アラフォーで結婚を考え始めると、恋愛のドキドキよりも、こんな現実的な疑問が浮かんでくる方は少なくありません。
- 今の収入で家族を支えられる?
- 子どもを持ったら教育費はいくら?
- 老後資金は間に合う?
結婚はゴールではなく、家計が“個人戦”から“チーム戦”に変わるタイミング。この記事では、FPの視点から「結婚後にお金がどう変わるのか」を、アラフォー世代向けにリアルに解説します。
1|結婚すると家計はどう変わる?【3つの大きな変化】
① 収入は「合算」、支出は「増えやすい」
結婚すると世帯収入は増えるケースが多いですが、同時に支出も増えます。
- 住居費(広さ・立地)
- 食費・光熱費
- 冠婚葬祭・親族付き合い
1人暮らし時代の感覚のままだと、黒字のつもりが赤字ということも。家計は「足し算」よりも「バランス」が重要です。
② お金の自由度は下がるが、安定感は上がる
独身時代は「全部自分で決められる」反面、「全部自分で背負う」状態。結婚後は相談できる、役割分担できる という意味で、家計の安定性は高まりやすくなります。
ただし、価値観のすり合わせをしないまま進むと、ストレスも倍増します。
③ ライフイベントが一気に現実味を帯びる
結婚をすると、これまで漠然としていた将来の出来事が、一気に現実として見えてきます。出産や子育て、子どもの教育費、住宅購入、そして老後資金。こうしたライフイベントは、順番にひとつずつ訪れるものではありません。
実際には、「子育てをしながら住宅ローンを返し、将来の教育費や老後資金も同時に考える」というように、いくつものイベントが重なり合いながら進んでいくのが結婚後の家計の特徴です。
だからこそ、目の前の支出だけでなく、少し先の未来も見据えて考える視点が大切になってきます。
2|子どもを持つと、家計はどう変わる?
教育費は「想像以上に長距離戦」
教育費のよくある目安としてよくいわれるのが、、公立中心で約1,000万円、私立多めで約2,000〜2,500万円です。ただし忘れてならないのは金額そのものより、
- いつ
- どのタイミングで
- どれくらい必要になるか
を把握すること。教育費は「一発の大金」ではなく「20年かけて続く支出」です。
貯めどきは「子どもが小さいうち」
アラフォー婚の場合、時間は限られているが、判断力は高いのが強み。
- 児童手当
- 学資目的の積立
- 家計の固定費見直し
早めに仕組みを作るほど、後半が楽になります。
3|老後資金は「結婚後に考え始めても遅くない」
「今さら老後なんて…」そう感じる方も多いですが、実はアラフォーは、老後資金を考えるのにちょうど良いタイミングです。20代・30代の頃は、収入や働き方が定まらず、将来の数字を具体的に描きにくい時期。
一方アラフォーになると、
- 収入の水準が見えてくる
- 働き方や定年のイメージが持てる
- 結婚後の生活スタイルを現実的に想像できる
ため、「なんとなく不安」から「どう備えるか」へ視点を切り替えやすくなります。
老後資金「2,000万円」はあくまで目安
老後資金の目安として、「2,000万円前後(世帯)」という数字を耳にしたことがある方も多いと思います。
ただしこの金額は、あらゆる家庭に当てはまる“正解”ではありません。実際には、持ち家か賃貸か、共働きか片働きかなどの条件によって、必要な金額は大きく変わります。
老後資金で本当に大切なのは、見通しをもつことです。結婚をきっかけに、少しだけ未来に目を向けてみる。
それが、安心につながる第一歩になります。
4|アラフォー婚で大切なのは「完璧な家計」より「向き合える関係」
結婚生活は、収入や貯蓄額の多さよりも、お金についてどう向き合えるかで、暮らしやすさが大きく変わります。
- お金の話題をタブーにしない
- 将来への不安を共有できる
- 考え方の違いを、対立ではなく調整で解決できる
こうした価値観が近い相手とは、長い結婚生活の中で「話し合い」が負担になりません。婚活は一時的なイベントではなく、何十年と続く生活を共につくる相手を探すプロセス。
まとめ|結婚後のお金は「不安」ではなく「設計できるもの」
結婚すると、お金は確かに変わります。でもそれは「怖い変化」ではありません。
- 見える化すれば
- 分けて考えれば
- 相談すれば
ちゃんと設計できるものです。アラフォーからの結婚は、「若さ」ではなく「現実を見る力」が武器。まずは、今の収支を知り、未来をざっくり描くことから始めてみましょう。

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